開催予定
展覧会
横井照子「東と西、響きあう絵」

横井照子は、日本に生まれ、戦後まもなく単身でアメリカへ渡り、その後スイスを拠点に創作を続けた画家です。彼女の作品には、日本の絵画に根づく繊細な感性や「間」の意識と、西洋で出会ったのびやかな色や形の表現が、自然に溶け合っています。
当企画展「横井照子 東と西、響きあう絵」では、日本で描いた初期の作品から、海外での暮らしやさまざまな出会いを経て生まれた成熟期の作品までを、東と西の文化を対比させながらご紹介します。初期の風景や人物画には、対象を静かに見つめる温かなまなざしと、生命の息づかいが感じられます。やがて異なる文化や美意識に触れる中で、色づかいや形、空間の表し方は少しずつ広がり、表現はより自由になっていきました。
東洋的な感覚と、西洋の色や形の表現が響きあうことで、横井照子ならではの絵の世界が形づくられています。本展を通して、東洋と西洋という二つの美が重なり合う魅力と、作品から伝わるやさしい響きを感じていただければ幸いです。

